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〒156-0051 東京都世田谷区宮坂1-39-11
営業時間/平日:12:00~19:30、土日祝:7:30〜18:30定休日/火曜日
コーヒーを五感で味わおう
私達は普段、何気なくコーヒーを飲みます。
なぜコーヒーを飲むのでしょう?
・おいしいから?
・手の届く場所にあったから?
・コンビニで買えるから?
理由は人それぞれだと思います。
では、コーヒーを飲んでいる風景を思い浮かべてみて下さい。
目を閉じて、コーヒーの香りや近くで聞こえてくる音を思い出してみて下さい。
そばには誰かいますか?楽しいおしゃべりをしているのでしょうか?
悲しい思い出のある人もいるかもしれません。
コーヒーは非常に香気成分の強い飲み物です。
香りを感じる嗅覚は記憶に強く作用します。なので、コーヒーを飲んだときの記憶と直結しやすいのです。
私は、心地よい記憶を求める欲求が人間にはあるのだと思います。
コーヒーが好きだと感じる人はコーヒーに対してポジティブな記憶があるのではないでしょうか。
実は私もその一人です。
コーヒーが美味しいという事も幸せなのですが、飲んでいる時の楽しい記憶がコーヒーを求めます。
今日はそんな「感覚」の事を少し書きたいと思います。
味わいの部分で味覚は外せません。美味しい事は幸せです。
この味覚ですが、コーヒーだけではありませんよね。私達が普段食べる食事にも共感の多い部分です。
生理学的には、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つが基本味に位置づけられています。
コーヒーの成分にはこの五味を感じる成分がちゃんと含まれています。
お客様からよく言われるのですが、「酸っぱいコーヒーは苦手」という方が多いです。それは酸味に偏って味を感じてしまう事が原因でしょう。
コーヒーは酸味を必ず持っている作物です。
甘酸っぱくないリンゴはリンゴらしく無いように、酸味が欠けてしまうとコーヒーらしくないのです。
大切なのはバランスです。
やっぱり、甘酸っぱくて美味しいコーヒーが良いですね。
スッキリさっぱりも良いですが、コクを感じるコーヒーも美味しいです。このコクとは何でしょうか?
コーヒー豆の持つ油脂分が口の中に絡み付き、コクを生み出すのも確かです。ペーパードリップでも感じるコクは油脂分よりも五味をバランスよく感じる事で複雑な味わいを脳がコクと判断しています。
コーヒーの味わいは焙煎を深くする事で酸味から苦みに変化していくというのが一般的です。
chouetteでは違います。苦みと酸味は別物です。
酸味はコーヒー豆が本来持っている物で熱を加える事で飛んでいきます。酸味が無くなるという事は焙煎時に熱を加えすぎている事が原因です。
苦みは焙煎時に熱を加えすぎる事で苦み成分が発生します。苦みが強いコーヒーはコゲている状態を指します。
素材本来の味を知って頂き、コーヒーを飲んだ時にコーヒーだと瞬時に判断できる1杯を私達は目指しています。
chouetteのシグネチャードリンク「Drop shot」で使われているお猪口。これも実は味覚に作用するように考えられて導入しています。
陶器は薄く、裾の広がったフォルム。これが大事なんです。
口の中に流し込むと舌の上に広がります。舌の上には味蕾と呼ばれる味覚を感じる機関があります。舌の位置によって感じられる味覚も変わってきます。舌の上に広がるように流れ込んだコーヒーは全ての味覚を刺激して、複雑な味わいを感じさせます。初めての方はちょっとパニックになるかも(笑)。
温度も通常よりは低めです。少量しか無いのですぐに冷めてしまいます。高すぎる温度では全ての風味を感じる事は難しいです。感じやすい温度にすることが大事です。
一般的なデミタスカップでは、量が少ないとすぐに冷めて本来のおいしさを失ってしまうので、それを防ぐためエスプレッソカップには厚みがあります。
また、芳醇な香りを逃さないように飲み口の開きはあまり大きくなく、飲み口に丸みがあることが良しとされます。
考え方がまるっきり違うコーヒーなので,私達はオリジナルの名前を付けて提供しています。
続きはこちらから
18/03/18
18/03/15
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コーヒーを味わうということ
私達は普段、何気なくコーヒーを飲みます。
なぜコーヒーを飲むのでしょう?
・おいしいから?
・手の届く場所にあったから?
・コンビニで買えるから?
理由は人それぞれだと思います。
では、コーヒーを飲んでいる風景を思い浮かべてみて下さい。
目を閉じて、コーヒーの香りや近くで聞こえてくる音を思い出してみて下さい。
そばには誰かいますか?楽しいおしゃべりをしているのでしょうか?
悲しい思い出のある人もいるかもしれません。
コーヒーは非常に香気成分の強い飲み物です。
香りを感じる嗅覚は記憶に強く作用します。なので、コーヒーを飲んだときの記憶と直結しやすいのです。
私は、心地よい記憶を求める欲求が人間にはあるのだと思います。
コーヒーが好きだと感じる人はコーヒーに対してポジティブな記憶があるのではないでしょうか。
実は私もその一人です。
コーヒーが美味しいという事も幸せなのですが、飲んでいる時の楽しい記憶がコーヒーを求めます。
今日はそんな「感覚」の事を少し書きたいと思います。
味覚について
味わいの部分で味覚は外せません。美味しい事は幸せです。
この味覚ですが、コーヒーだけではありませんよね。私達が普段食べる食事にも共感の多い部分です。
生理学的には、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つが基本味に位置づけられています。
コーヒーの成分にはこの五味を感じる成分がちゃんと含まれています。
お客様からよく言われるのですが、「酸っぱいコーヒーは苦手」という方が多いです。それは酸味に偏って味を感じてしまう事が原因でしょう。
コーヒーは酸味を必ず持っている作物です。
甘酸っぱくないリンゴはリンゴらしく無いように、酸味が欠けてしまうとコーヒーらしくないのです。
大切なのはバランスです。
やっぱり、甘酸っぱくて美味しいコーヒーが良いですね。
スッキリさっぱりも良いですが、コクを感じるコーヒーも美味しいです。このコクとは何でしょうか?
コーヒー豆の持つ油脂分が口の中に絡み付き、コクを生み出すのも確かです。ペーパードリップでも感じるコクは油脂分よりも五味をバランスよく感じる事で複雑な味わいを脳がコクと判断しています。
コーヒーの味わいは焙煎を深くする事で酸味から苦みに変化していくというのが一般的です。
chouetteでは違います。苦みと酸味は別物です。
酸味はコーヒー豆が本来持っている物で熱を加える事で飛んでいきます。酸味が無くなるという事は焙煎時に熱を加えすぎている事が原因です。
苦みは焙煎時に熱を加えすぎる事で苦み成分が発生します。苦みが強いコーヒーはコゲている状態を指します。
素材本来の味を知って頂き、コーヒーを飲んだ時にコーヒーだと瞬時に判断できる1杯を私達は目指しています。
chouetteのシグネチャードリンク「Drop shot」で使われているお猪口。これも実は味覚に作用するように考えられて導入しています。
陶器は薄く、裾の広がったフォルム。これが大事なんです。
口の中に流し込むと舌の上に広がります。舌の上には味蕾と呼ばれる味覚を感じる機関があります。舌の位置によって感じられる味覚も変わってきます。舌の上に広がるように流れ込んだコーヒーは全ての味覚を刺激して、複雑な味わいを感じさせます。初めての方はちょっとパニックになるかも(笑)。
温度も通常よりは低めです。少量しか無いのですぐに冷めてしまいます。高すぎる温度では全ての風味を感じる事は難しいです。感じやすい温度にすることが大事です。
一般的なデミタスカップでは、量が少ないとすぐに冷めて本来のおいしさを失ってしまうので、それを防ぐためエスプレッソカップには厚みがあります。
また、芳醇な香りを逃さないように飲み口の開きはあまり大きくなく、飲み口に丸みがあることが良しとされます。
考え方がまるっきり違うコーヒーなので,私達はオリジナルの名前を付けて提供しています。
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